夢から覚めたら

先日のこと。
ライブで一頻り盛り上がった帰りの電車でふと思いました。
「現実に戻るのは、電車を乗り換えたとき」
ライブが終わった直後の駅は、みんなお揃いのTシャツ着て、興奮冷めやらぬ空気が漂っています。
今まで騒いだ一体感があります。
しかし、電車に揺られること数分。
どんどんTシャツは消えていき、少数派に。
電車を乗り換える頃には、同志を捜す方が難しい程に。
そうなると、そのまま着ているTシャツに気恥ずかしくなったりします。



そういう感じって、意外と多いと思います。
その場では大多数のノリで出来ちゃうけれど、一人取り残されると居心地が悪くなる瞬間。
例えば、某ねずみの国とか。
その国では、いい歳した大人も耳とか付けちゃったりして、童心に返る訳で。
しかし国外に出ると、そんな耳を付けているとただの痛い人になってしまいます。
そして、誰が観ても帰国途中だと解る、大きなお土産の袋。



そして、隣に座っている男性も現実に戻る最中のようです。
萌え系のアニメキャラが描かれている紙袋二つを抱えています。