私には自分の顔を愛撫する手が無い

本日は、恵比寿に出向きました。
ビールを飲みに行ったのではありません。
5月6日までの開催だったので、チャンスは今日のみ。
思い立ったら行動せねば。

東京都写真美術館で開催中「知られざる鬼才 マリオ・ジャコメッリ展
私は、写真のことに関しては全くの素人です。
もちろん、マリオ・ジャコメッリなど知りませんでした。
しかし、表題にも頂いた作品、神学生が円を描きながら遊んでいる写真を目にしたときに、行かないといけないと思いました。



マリオ・ジャッコメッリは、日本でも知っている人は少ないそうです。
パンフレットの引用ですが、強烈なハイ・コントラストで「生」と「死」に立ち向かい、孤高の写真表現で現実(リアル)を抽象しています。
全て白黒写真です。
私は、白黒写真の方が好きです。



わざわざ出向いて正解でした。
難しい評論は出来ないけれど、素敵でした。
特に、神学校の生徒のあどけない表情を撮った作品、ホスピスで死を待つ人々を撮った作品、奇跡の地ルルドで生を祈る人々を撮った作品に惹きつけられました。



この美術館の良い所は、図書館が併設してある所です。
そこで、小一時間ジャコメッリの写真集を眺めていました。
この展示会では公開されていなかったもたくさん閲覧することが出来て満足です。



ただ、最終日間近ということもあって、ポストカードが殆ど売り切れていたのが残念でなりませんでした。
もっと早く行けば良かった。
パンフレットは購入したのですが、もう少し凝った表装だと嬉しかったなとも思いました。