やるしかないじゃない。

正月の番組って、何でこんなに退屈なんでしょうか。
それでも、毎年「この国は平和なんだな」と感じてしまいます。


明日の記憶

明日の記憶

一年もの間、枕元に置いてありました。
何となくきっかけが掴めずに、数頁読んでは本を閉じていました。
題材が、若年性アルツハイマー
この時点で身構えてしまいます。
基本的に、悲話は好きではないのです。
お気に入りの荻原浩とはいえ、読むのに勇気が要りました。
しかし、一度入り込んだら、最後を読まずにはいられません。



とても切ない。
現実は厳しい。でも、温かい。
特に、主人公が娘に向けての描写。
愛情に溢れていて、本当に切ない。
久し振りに本読んで泣きました。



グラスホッパー (角川文庫)

グラスホッパー (角川文庫)

最近連続している伊坂幸太郎
私の好きな多視点の一人称という方式。
裏世界のハードボイルド的なお話。
しかし、そこは伊坂幸太郎風。
グロい場面もさらりとしていて、とても愉快。
これを大沢在昌が書いたら、途中で断念していたかもしれません。
個人的には、「蝉」の殺陣シーンが格好良くてぞくぞくしました。