やるしかないじゃない。
正月の番組って、何でこんなに退屈なんでしょうか。
それでも、毎年「この国は平和なんだな」と感じてしまいます。
- 作者: 荻原浩
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2004/10/20
- メディア: 単行本
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何となくきっかけが掴めずに、数頁読んでは本を閉じていました。
題材が、若年性アルツハイマー。
この時点で身構えてしまいます。
基本的に、悲話は好きではないのです。
お気に入りの荻原浩とはいえ、読むのに勇気が要りました。
しかし、一度入り込んだら、最後を読まずにはいられません。
とても切ない。
現実は厳しい。でも、温かい。
特に、主人公が娘に向けての描写。
愛情に溢れていて、本当に切ない。
久し振りに本読んで泣きました。
- 作者: 伊坂幸太郎
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2007/06/23
- メディア: 文庫
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私の好きな多視点の一人称という方式。
裏世界のハードボイルド的なお話。
しかし、そこは伊坂幸太郎風。
グロい場面もさらりとしていて、とても愉快。
これを大沢在昌が書いたら、途中で断念していたかもしれません。
個人的には、「蝉」の殺陣シーンが格好良くてぞくぞくしました。