想いを馳せる

ミーハーなので、ついつい旬な本を読んでしまうのです。

天使と悪魔 (上) (角川文庫)

天使と悪魔 (上) (角川文庫)

天使と悪魔 (中) (角川文庫)

天使と悪魔 (中) (角川文庫)

天使と悪魔 (下) (角川文庫)

天使と悪魔 (下) (角川文庫)



以前、「ダヴィンチ・コード」にも嵌まった私です。
今回も楽しませて頂きました。
舞台は、ローマ。
一度訪れたことがあるだけに、面白さ倍増です。
「この建物行った」とか「この彫刻見た」とか。
その点では、この作品の方が楽しめました。



話の内容は、どんでん返しもあり、上手くオチています。
しかし、この小説の楽しみ所は、ラングドン教授という素晴らしい薀蓄ナビゲーターと共に、現地を走り回っているかのような臨場感だと思います。
おまけに、歴史と宗教を絡めた壮大な背景。
神秘的な雰囲気にぞくぞくします。
イルミナティアンビグラムが出てくる度に、鳥肌が立ち、本をぐるぐる回してしまいました。



これを読むと、ローマに行きたくて仕方がなくなります。
某テレビによれば、この小説を片手にローマを巡る旅が流行っているのだとか。
激しく納得です。
今まで色んな国に行ったけれど、もう一度行きたいと思う街はローマがダントツです。
街の全てが芸術品。
あのくっきりとした青い空と白い雲のコントラストが忘れられません。



この小説の悪い点。
寝不足になる。
ローマに行きたくなる。
全力疾走する気分になるので、読んでいて疲れる。