私、部屋に余計なものが増えるのは嫌です

古本屋で見付けたので、早速読みました。

太陽の塔 (新潮文庫)

太陽の塔 (新潮文庫)

森見ワールド、決して嫌いじゃありません。
むしろ好きなんですけど、立て続けに読むと若干飽きるというか。
後半部分は飛ばし読みしてしまったというか。
それでも、ゴキブリキューブの件では、電車の中にも関わらずに吹き出してしまったりとか。
強烈な個性だけに、間隔を置いて読んだ方がいいなと悟った夏の夜。



本当に面白いと思う作品を読了した後は、少し寂しい。

オリンピックの身代金

オリンピックの身代金

自分の中で密かなブームとなっている高度経済成長期の日本。
東京オリンピックに沸く国民。
一丸となって、日本を盛り上げていこうという勢い。
そういう、熱いのがいい。
当時の盛り上がりを想像すると、今回の招致活動は如何な物かと思ってしまします。
ぼんやりと、招致活動にかかってる税金ってどれくらいになるんだろう、とか考えてしまう冷めた考えしか持てないでいます。
この作品では、東京オリンピックの熱狂と対照的な格差社会の「影」も描かれていて、その辺りも現在と比べてしまうのですが、比ではないな、と。



とてもオススメしたいので、内容には触れません。
かなり読み応えがあったので、寝る前にドキドキしながら少しずつ読み進めました。
ララピポ (幻冬舎文庫)」で、遠ざかろうとしましたが、もっと奥田作品を読もうと思いました。