大切なことは、ただ決めるだけ。考える必要なんて、ない。

最後はボロボロ泣きながら読んでいました。

ジーン・ワルツ

ジーン・ワルツ

著者が今回メスを入れたのは産婦人科医療。
不妊治療と代理母出産。
他の作品に比べると重いのですが、私は好きです。
やっぱり、上手い。
この作品を読めて良かった。
少しでもたくさんの人に読んで欲しいと思った作品です。



こちらは、とても軽い作品で。

名探偵の掟 (講談社文庫)

名探偵の掟 (講談社文庫)

観てませんでしたが、ドラマ化もされていました。
皮肉たっぷりで、面白かったです。
推理小説における暗黙の了解というぬるま湯に浸かっている作家と読者をばっさり。
第二章で、「読者の犯人当ては、競馬の予想いたいなものである」という部分では、深く納得してしまいました。
ここまで書けるのは、この著者であってこそです。
推理作家を目指すなら、まずはこの作品に目を通すべき、かも。