私の作品はどれも自画像なのです

かなり不本意ながら、私は渋谷に降り立つ羽目になりました。
せっかくだから、足を運んでみようか。


「美しき挑発 レンピッカ展」



確か、今年始めくらいから、駅の構内に宣伝ポスターが貼ってありました。
一瞬で、絶対行くと決めました。
このレンピッカという画家を全く知らなかったけれど、無性に惹き付けられたのでした。
ただ、会期は5月までと長かったし、私のように一目惚れした人も少なくない筈。
混雑の中で鑑賞するのは避けたかったので、4月に入ってから行こうかと思っていました。
しかし、今は渋谷にいます。
よりによって初日です。
仕方ない、混んでいても行くか。



生憎の天気だったせいもあり、会場は空いていました。
煩い人もおらず、理想的な環境で鑑賞出来ました。
本当に来て良かったです。
レンピッカという画家は、モデルのように美しい人です。
誰よりも自分らしく生きたい、生き方も美しかったようです。
その人生を象徴するかのような作品。
本当に綺麗でした。
素晴らしい展覧会でした。
カタログも凄く素敵な装丁で、気に入った作品が多かったので、ポストカードも大量に購入してしまいました。



そして、もし行く機会があるのなら、音声ガイドを借りるべきです。
ガイドナビゲーターが夏木マリなのですが、それが適役でして。
耳元で夏木マリが囁く、レンピッカの良い女語録。
すごく良かったです。