つつのなか

足を負傷していた間、電車通勤を余儀なくされていました。
普段は、そんなに使わない電車。
色々と思うことがありました。



1.シャカシャカ
電車の中での行動は、本を読むか、寝るか、携帯をいじるかです。
その他、密かな習慣は「シャカシャカ犯探し」です。
つまり、音楽を聴いていて、音が漏れている人の顔を拝むのです。
そして、密かに脳内イントロクイズを開催しています。



正直、私は煩いと思うし、「あなたの聞きたい音楽を私にまで強要するな」といった気分です。
その心境は、大音量を垂れ流しにしている車やバイクを見かけたときと似ています。
そういう迷惑な輩に限って、ダサい改造車だったり、よりによってアイドルの歌だったりするから痛い。
「全然格好良くないよ」と人の迷惑を考えない以前の問題で指摘してあげたい気分満載です。
本人は、気付いていない場合が多いと思われますが、音漏れしている人はとても多い。
そして、私は「ふむふむ、この人はこんな音楽を聴いているのね」と外見とのギャップだったりを楽しんでいます。
こういう変な人がいるので、車内の音漏れには注意した方が得策だと思います。



私の場合、自分の聞いている音楽を他人に知られるのが嫌です。
決して、特殊な趣味の音楽を聴いている訳ではなくて。
他人に「ああ、この人ってこんな趣味なんだ」って思われるのが気恥ずかしいのです。
携帯の着信音ですら、聞かれたくないです。
普通の人はそんなことないのでしょうか。



2.エレベーター
足を怪我するまで、駅のエレベーターを殆ど使ったことがありませんでした。
本当、有難い文明の力だと思います。
高齢者や足の不自由な人、ベビーカーを押している人などには、とても必要だと実感しました。



私がエレベーターを使わない理由は、「健常者が使っちゃいけない乗り物」というイメージが強いからです。
優先席と似た感じです。
本当に必要な人が使えなかったら意味ないですし。
しかし、エレベーターを使っている健常者が意外と多いことに気付きました。
あくまで見た目での判断ですが。
女子高生とかOL風婦人とか、普通に使ってるし。
普段使い慣れているのがよくわかる様子として、収容人数を把握していたという所。
エレベーターに群がる人々。
傍目から見ると、「こんなに乗れないでしょ。もう一度来るのを待つくらいなら、階段使った方が早いんじゃないか」と思うのですが。
意外に乗れる。
そこに群がる人々は知っている、このくらいの人数ならいけるって。
結構驚愕の発見でした。



それでも、健康なら階段かエスカレーターを使うべきだと思います。



3.パスモの威力
私は、二つ折りタイプの定期入れを使用しています。
パスモは、内側のポケットに入れています。
今まで、定期入れを取り出して、開いて、改札にタッチしていました。



ある日、鞄ごと改札にタッチしている人を目撃。
そんなに感度が良い物だったのか。
私はご丁寧に扱い過ぎていたのですね。
正直、透明なフィルムを挟んでくらいでギリギリ感知する程度だと思ってました。
少し緊張しながら、定期入れを開かずにタッチ。
普通に通れました。
改札での行程が一つ減りました、万歳。



現在は、足もほぼ完治しました。
結局全治1ヶ月くらいかかってしまいました。
なぜか、取引先の人に「足、捻挫しちゃったんです」と言うと、第一声が「飲み過ぎは良くないよ」とか「酔っ払ってたんですか」でした。
普通は「大丈夫ですか」でしょう。
なんて失礼な。
もっとも、間違っていないところが悲しいです。