有袋類

先週末のこと。
左耳たぶ付近に違和感が。
どうもシコリが出来ているようです。
もともと、耳たぶに小さい脂肪の塊はよく発生しているので、あまり気にしていませんでした。
しかし、みるみる大きくなって、押すと痛い。
これはただ事ではないと思い、会社の近くにある皮膚科へ行きました。



そこの先生は、なかなか面白い人物です。
独特の調子で、ズケズケと言いますが、遠慮がない分、結構気が楽だったりします。



先生「あ〜、これ袋かも。ただ膿が溜まって化膿してるだけならいいんだけど、袋があると再発するから、手術して袋ごと摘出するの。」


以前、同じ理由で背中の袋を摘出した経験がある私としては、「またか」という感じです。


先生「残念ながら、袋が出来やすい人っているんだよね。もしかしたら、袋じゃないかもしれないし、薬塗って様子見って手もあるよ。」
ねじ「残念ながらそういう体質だと思うので。まどろっこしいんで、一思いにザクっといっちゃって下さい。」
先生「潔いね〜。」


先生、超楽しそうです。


ねじ「ちなみに、結構切ります?」
先生「そうでもないけど。先の丸い彫刻刀みたいなので、ザクザク削ぎ落とす、みたいな感じ。」

痛い、痛い、痛いから、その説明。
絶対この先生ドSだ、絶対。



そして、その日に手術をすることになりました。
一応、部分麻酔を使っているので、痛みはないという噂でしたが、何故か痛い。
本当に効いているのだろうか。

先生「痛かったら言ってね〜。」
ねじ「はい、痛っ。」
先生「ごめんなさいね〜。そんなつもりでやってないんだけどね〜。」

そ、それだけですか。
言っても意味ないんじゃ。
手術は続きます。

痛いのですが、麻酔のおかげか、かろうじて耐えられるギリギリの痛さです。
何より、耳元で手術しているので、音が痛い。
何か切ってる、本当に削ぎ落としているよ、何かを。
目の前を行き交うガーゼは血まみれだし。
聴覚と視覚的に痛かったです。



そして、30分に及ぶ手術終了。
ねじ「麻酔でよくわからないんですけど、この包帯の下、耳たぶちゃんと付いてますよね?」
先生「当たり前でしょ。」
ねじ「当分、お酒とかって飲まない方が無難ですよね?」
先生「極力ね。っていうか、傷が残らないかとかの質問した方が良くない?」
ねじ「えぇ〜、残っちゃうんですか?!」
先生「ピアスの穴程度の傷だから目立たないよ。」
ねじ「脅かさないで下さい。」



現在、抜糸はまだなので、耳たぶから糸が出ている状態です。
ピアスだと思えばいいか、別に。