三十なかばのデブはできないことのほうが多いんだ

電車移動が多かったので、結構読んでいました。

壬生義士伝(上)

壬生義士伝(上)

壬生義士伝(下)

壬生義士伝(下)

前評判通り、面白かったし泣けました。
色々な人が語ることによって浮彫になる吉村貫一郎の人物像。
心が震えた箇所を挙げるときりがない。
重なる非情な宿命から目が離せない。


勢い余って映画を観ましたが、堺雅人沖田総司を演じていること以外に見所が見付けられず、残念な結果に。


凸凹デイズ (文春文庫 や 42-1)

凸凹デイズ (文春文庫 や 42-1)

最近のお気に入り、山本幸久
これも私の好きなジャンル、お仕事小説です。
登場人物がみんな良い。
今まで読んだ、アヒルバスとカイシャデイズを足して2で割った感じ。
文庫版書き下ろしでは、その二作品もちょっと出てくるあたりも憎い。
面白かったです。


カラスの親指 by rule of CROW’s thumb (講談社文庫)

カラスの親指 by rule of CROW’s thumb (講談社文庫)

向日葵の咲かない夏 (新潮文庫)は、あまり好きではなかったので、これはどうかなと思いましたが。
映画の予告を観て、面白そうだと思ったので原作を読んでみました。
この作品の雰囲気は苦手じゃない。
すごいどんでん返しがあるという触れ込みだったので、覚悟して読みましたが、がっつり騙されました。
理想的なマジックと理想的な詐欺の違い、なるほどね。