日常は強い

最後の最後にやられた。

いつものことだけど、一気読み。
ぐいぐい、惹きつけられました。
相変わらず、心理描写が絶妙。
勝手な想像だけれど、著者は、チエミタイプの人なのではないかと思う。
クラスの中で、大人しくて目立つのが苦手で地味な感じ。
でないと、あそこまで書けないのではないかと思う。
そして、主人公のみずほは、まんま理想像。
そんな気がしてならない。



それはさておき。
とても良作でした。
最後は、予想外の展開に思わず号泣。



吉原暗黒譚 (文春文庫)

吉原暗黒譚 (文春文庫)

タイトルに惹かれて購入。
ここまで読んでいて言うのも今更ですが、誉田作品の刑事物は苦手です。
この作品も、時代が江戸、舞台は吉原の刑事物みたいな感じ。
武士道シリーズは大好きだったのですが。