今日は明日よりも、いつだって一日だけ若いのだ

ときどき無性に欲するんです、恋愛小説。
最近読んでなかったし、石田衣良の作品が読みたくなった次第です。

眠れぬ真珠 (新潮文庫)

眠れぬ真珠 (新潮文庫)

45歳の女性が主人公。
芸術家として活躍し、何にも縛られることなく、自分のペースで暮らす。
一見、羨ましくも見えるのだけれど、身体の変化であったり孤独であったり、何もかも手に入れている訳ではない。
行きつけのお店で17歳年下の男性と出会い、恋に落ちる。



べたべたではありますが。
これが良いんです。
男性が書いているとは思えない、繊細な描写とかも好き。



主人公は、彼と出会ってから作風も変わっていく。
浜辺に辿り着いた漂流物をモチーフに、新たな境地を開いた。
そのイメージで撮ってみました、写真。