聖地巡礼

福造は、恐怖した。
暴風吹き荒れる中、砂漠を歩く相棒。
カメラには酷な状況である。
それでも、相棒は夢中でシャッターを切っている。
言わんこっちゃない。
新入りプラスチック製のカメラが殉職。
最近の若者は、少し過酷な状況に陥っただけでこれだ。
だから、言ったのだ。
ここは、爺1台で十分だと。

*   *   *   *   *

憧れの地、鳥取まで一人旅。
台風が二つも来て、当初はどうなることかと思いましたが。
何とか飛行機は飛びました。



天気はあまり良くありませんでした。
しかし、台風直撃と比べれば上々でしょう。
レンタカーを借りて、右も左もわからない地を走る。
殆ど予定は決まっていない。
行き当たりばったり。



一人旅ならではの、出逢いもたくさん。
これだから、また旅に出たくなってしまうのです。



思い出と共に、たくさんのフィルム。
現像が上がった頃、ゆっくり綴ろうかと思います。