贅沢なひととき

鳥取旅行で、すっかり植田正治モードになってしまっている今日この頃。
生誕100年というだけあって、東京でも写真展が至る所で開催されています。
ファンとしては、何とも嬉しい限り。



今日は、アツコバルーに行って来ました。
先月も訪れたのですが、最近の中ではイチオシのスポットです。
まだ、オープンしたばかりで知名度は低いギャラリーとはいえ、植田正治の写真展だし。
多少の混雑は予想していたのですが、貸切状態でした。
スタッフさんも、私のこと覚えていてくれました。
そのアットホーム感が大好きです。



さて、この写真展ですが、「こんなに贅沢でいいのだろうか」と驚くばかり。
殆どの写真が初公開。
雑誌の原稿用の写真をプリントした物だとか、当時では珍しい8mmビデオカメラで撮った家族の映像とか。
植田氏のお孫さんが監修されているとかで、植田正治事務所秘蔵の写真目白押しです。
こんなに贅沢な写真展、独り占めしても良いものだろうか。
しかも、ワンドリンク付きなので昼間からビールを飲みつつ鑑賞だなんて。
恐らく、もっと知名度があれば、人で溢れかえる程の内容だと思います。
何だか申し訳ないけれど、かなりの優越感。



あと、面白い話もスタッフさんから聞けました。
「青山演劇フェスティバル」の写真。
20年前の公演だったのですが、ポスター、パンフレット、チラシが揃っている。
これらが集まる事となった秘話が何とも素晴らしかった。
そして、パンフレットにはとても興味深い「植田正治の秘密」が綴られています。
本当、植田正治は凄い人だったんだなと。



今日は、本当に良い時間を過ごせました。
植田正治写真美術館で売り切れていた、生誕100年記念切手も売っていたのも嬉しかったです。
アツコバルーでは、今後演劇もやるとか。
それも、是非とも観に行きたいです。
今後も定期的に立ち寄りたくなる、大好きなギャラリーです。