そのために泣くんだ、忘れるために

師走ということで。
あちこち電車で外回りをする機会も多かったので、読書時間は豊富にありました。
女流作家ばかり。
本当はもう3冊ほど読んでますが、割愛。

魚神 (集英社文庫)

魚神 (集英社文庫)

大人の為のお伽噺のような。
面白かったです。
他の作品も読んでみたいです。


太陽の庭 (集英社文庫)

太陽の庭 (集英社文庫)

今年後半は、宮木あや子三昧でした。
雨の塔 (集英社文庫)と関連のある話。
どう足掻いても、これが運命だから。
でも、その中で必死に足掻いて生きる。
そういう諦めにも似た空気、そこが何とも言えずに良いのです。


白蝶花 (新潮文庫)

白蝶花 (新潮文庫)

私の好きな作家の一人である辻村深月の描く女性は、ちょっと弱い人が多い印象があります。
宮木あや子の描く女性像は、強い印象。
どちらも好きなのですが。
この作品に出てくる女性も、一本芯が通っていて、とても強い。
受胎率高くないか?という突っ込みはなしと言う事で。
三浦しをんの解説後半には、思わず吹き出し、納得。


今年は、そんなに本を読めませんでした。
本と財布だけ持って、喫茶店でゆっくり読書をしたいと思う師走の一日。