旅の恥は書き捨て

そろそろ夏休みの季節ですね。
私には、ほんの気持ち程度の休みしかありませんが。
GWの方が休みが長いです。
休みの少ない社会人になって思うことは、時間のある学生のうちに、たくさん旅行に行っておけば良かったということです。
借金してでも行くべきでした。
お金は働けば返せるけれど、時間はどうにもできません。
お金で時間は買えないんです。



今、無性に旅に出たい気分です。
大学卒業間際は、よく旅行に行ったものです。
海外やら国内やら。



その中でも傑作なのが、京都まで一人旅したことです。
ふと、行きたくなって、夜行バスの乗車券取って、何の前触れもなく行きました。
今となっては出張で、一人で宿に泊まるのも当たり前でしたが、その当時は初めてでした。
しかも、ただのホテルでは味気ないと思い、寺に泊まりました。
寺が旅行者の為に安く泊めさせてくれるという、「宿坊」というやつです。
希望すれば、朝のお勤めに参加できたり、精進料理が食べられたりします。
退屈な一人旅にはうってつけだと思ったのです。
しかし、シーズンオフで、底冷えの厳しい1月のこと。
宿泊者は私一人で、無口な住職と、そこの愛犬の大きい黒いレトリバーと、微妙な時を過ごしました。
それはそれで、貴重な体験だったと思います。
朝のお勤め中は犬のおもちゃにされていました。



でも、観光客の少ない京都は良かったです。
空気も澄んでいたので、清水の舞台からの眺めは素晴らしかったです。
また、機会があれば一人旅したいです。
思い切って海外とか行ければいいんですけどね。
一人旅は自分を見つめ直すのに最適です。
誰も自分のことを知らないと思うと、少し気が楽になります。
でも、やっぱり寂しくもなります。
私は案の定、寂しくなって、現地から色んな人にメールしました。
みんな驚いていました。
そのとき、私がいなくても、世の中は回っているんだな、と思ったりもしました。
何はともあれ、自分なりに楽しんで来れたので、また京都に行きたいと思います。
とりあえずは、明日山梨に一人旅に行って来ようかと…違う違う、仕事です。