過去と現在

今日、数年ぶりに母方の祖父母のお墓参りに行ってきました。
場所は千葉県の大多喜町という所です。
絵に描いたような田舎町です。
いすみ鉄道というノスタルジックな単線が通る、長閑な町です。



車で行きました。
我が家の愛車、通称「ディカプリオ」。
なんてことはない、ただのワゴンRです、軽です、小回り抜群です。
たまたま購入したときに、レオナルド・ディカプリオがCMしてたので、私が勝手に命名しただけです。
ディカプリオは近所を走ることが主な仕事。
高速道路の経験は少ないです。
時速100キロを越えるとエンジン音が悲鳴を上げます。
エンジン燃えるのではないかという勢い。
父と母と行ったのですが、普段仕事で運転し馴れているということで私が強制的に運転手です。
おまけに、母はいつのまにか凛も連れてきていました。



現在、大多喜には祖父母の家はありません。
その家があった場所は綺麗で大きな新しい家が建っています。
あるのはお墓だけです。
私の田舎は青森にもあるのですが、遠いので、この大多喜が田舎の代名詞でした。
長期の休みになると、親戚が集まってワイワイやってました。
森や川で遊んだり、大きな家の中でかくれんぼしたり、夜は一面に布団を敷いてみんなで寝ました。
朝、早く目覚めると、祖父が一人起きていて、お酒を飲んでいたことを思い出します。
「内緒ね」と言って珍しいおつまみをもらうのが密かな楽しみでした。



お墓参りを終え、町内を一周しました。
懐かしいようで、昔とは違う町内。
こんな田舎町でも、日々変わって行くものだと思いました。
少し寂しい気分です。
それでも、田舎道を走るのは楽しいです。
鼻唄まじりにドライブしました。
因みに、私が人前で歌を唄うときは相当機嫌が良いときです。



帰りは寄り道して、勝浦まで足を伸ばしました。
朝市に行ってサンマやら干物やらを購入して、昼食。
道の駅にも寄って生湯葉だとか野菜やらも購入。
旅の道中、自分勝手なB型の父とノープランな私に母は手を焼いていました。
凛は見知らぬ土地に緊張して固まったままです。



帰りの高速では渋滞に巻き込まれました。
うんざりの中、車内に異臭が。
そういえば、凛は一日中緊張していて飲まず食わず排泄もせず。
遂に限界地点に達した模様。
それから小一時間、高速の汚い空気を吸う羽目になったねじまき家でした。