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今年の青森観光に選んだのは「奥入瀬」。
前に行ったのは、小学校低学年くらいだったような気がします。
三脚を手に入れたので、自然の写真が撮りたかった。
理由はそれだけ。



青森駅からバスに乗る。
八甲田山を越えて、奥入瀬へ。
「石ヶ戸」から「子の口」まで約9Kmを歩きます。



最初は、使い慣れない三脚に悪戦苦闘。
でも、シャッタースピードを遅くしても大丈夫という安心感が良い。
福造を使うときは、シャッタースピードが1/1000とか1/500が多かったのです。
今回は、父親お勧めの1/60くらいで撮りました。
いまいち露出の感覚が掴めないけれど、講師の教えを頼りにするしかありません。
因みに、まだフィルムは現像に出していないので、以下の写真はデジPENで撮影した写真。
三脚を使用した福造写真は後日改めます。



最初のうちは、ことあるごとに足を止めて撮影。
水流を白っぽく写すのとか、一度撮ってみたかったんですよね。

こういう、苔が生えて味のある木とかいちいち撮ってました。

この日の為に買った福造の24mmレンズ、大活躍。



しかし、福造と三脚は重い。
鞄には、レンズやらも入っていて、それも重い。
3Kmあたりで、結構辛くなってきました。
父親のコンデジとミニ三脚の装備が羨ましい。
それでも、進むしかないのです。



後半は、写真を撮る元気も失せてきました。
小学校低学年の私の方が、余程元気だったことを思い知ります。
でも、奥入瀬はとても綺麗。
久し振りに自然の中を歩いたのですが、癒されました。



福造で撮っていると、やはり他人の目を引く模様。
「このカメラ、父ちゃんじゃなくて姉ちゃんが使ってるの?」とかよく声を掛けられました。
確かに、若い人はみんなデジカメかスマホで写真を撮っています。
でも、福造は私の優秀な相棒なので、そこは誇らしげに頷くのです。



ようやく、「銚子大滝」までたどり着く。

あともう少し。



ようやくゴールの「子の口」に到着。
十和田湖がお出迎え。

十和田湖を眺めながらの地ビールと昼食は格別。



人を撮るのも楽しいけれど、たまには自然を撮るのも良いものでした。
フィルムの現像が楽しみです。