ふたり

今日の目的は、この展示会。
ロバート・キャパ/ゲルタ・タロー 二人の写真家



ロバート・キャパ」という名は、当初アンドレフリードマンとドイツ人女性ゲルダ・タローの二人によって創り出された架空の写真家であったという事実。
全然知りませんでした。



休日の昼間ということもあって、会場は人でいっぱい。
見やすい構成で、人が多かったけれど、じっくりゆっくり見る事が出来ました。



二人は、同じ場面にいて、そえぞれカメラを構えていた。
その対比が興味深かった。
撮る人によって、全く切り取り方が違う。
それが写真の個性であり、面白さなんだと思った。



多分、キャパ(アンドレフリードマン)の写真は、今後見られる機会が多いと思う。
けれど、ゲルタ・タローの写真は、そうではない筈。
どちらかというと、人物に焦点を当てるキャパの撮り方の方が私の趣向に合っている。
でも、彼女の撮る写真には「女性」の視点があると思った。
そして、モデルとしても通用しそうな彼女の美しさが印象的でした。
写真は、キャパの方が圧倒的に多かったけれど、彼女の写真を最初に見てしまったら、その印象を拭い去ることは出来ない。
圧倒的な存在感がありました。



キャパの代表作、「崩れ落ちる兵士」や「Dデイ」も展示されていました。
しかし、一番印象に残ったのは、説明パネルの一角に載っていた一枚の写真。
ベッドで、ぐっすり眠るゲルタ・タローの写真。
キャパのお気に入りの作品らしいです。
今回の展示会にはありませんでした。
この写真が掲載されている写真集、見付けたら絶対買う。