8月18日:京都野郎

〜ひとり訪れた 老舗の茶屋
鴨川に浮かぶ月 京都観光めぐり〜
CKBの唄に乗せて。
京都旅行後半、一人旅編のはじまり。
朝、瀬田のホテルを出て祇園に向かいます。
祇園は、歩いているだけで楽しい。
京都の中でも大好きな場所の一つです。
格子戸の続く家並み、少し歩くと長屋があったり。

路地マニアとしては、写欲が沸いてどうしようもない。
この日も猛暑。
じりじりと太陽に焼かれつつも、歩く歩く。

そして、前日から迎えた留学生カメラのブロニカも仲間入り。
カメラを3台も持って歩く私は、かなり怪しい人物。
そこは気にしない、思うがままにお散歩をしましょう。

たまには、カフェで一休み。

少し元気になったら、また歩く。

ここは、大好きな紙屋さん。



祇園から離れて、鴨川に出る。
釣りのおじさんたちも暑そう。

私も片手に缶ビール。
高瀬川沿いに歩きつつ、先斗町を探索。

そして折り返し。
鴨川沿いを歩きながら、白川通りの風情ある景色を楽しむ。
町内で催し物があった様子。



それから、この日の宿泊先である、長楽寺の宿坊「遊行庵」にチェックイン。
少し休憩してから、また出掛ける。
2年前にも行った、安井金毘羅宮に御守りを返しに行きます。
ここは、珍しい「縁切り」の神社。
ここの絵馬は、リアル過ぎて笑えない。
人との縁の善し悪しは判断しにくいですが、悪行との縁切りは必要。
そんな意味で、私は結構好きなんです。
なんか、珍しくて面白いし。
うじうじ悩んでいる自分よさらば。
よいっしょっと、穴を潜ります。

一人でするには、かなり勇気が必要でして。
周囲からしてみれば、「どんだけ重い物背負ってんだよ、この人」と思われていること間違いなし。
別に、三十路過ぎの女に怖い物なんて少ないさ。



少し豪華な夕飯を堪能した後は、夜の祇園散歩。
夜になるとまた表情が変わる町。
そこもまた魅力的。

同志もたくさんいました。
私もローアングルの画が撮りたくて、終始こんな恰好でした。

舞妓さんも発見。
外人旅行客に囲まれる姿は、まるで某夢の国のネズミ。

それでも、ネズミと違って彼女は「媚びない」。
取り巻きを無視して、ずんずん進む。



印象的なタイル貼りの「団栗湯」にお邪魔して汗を流す。
古き良き銭湯といった風情でした。
久々の広い湯船は気持ちがいい。



さっぱりしたところで、八坂神社にも。

神秘的で、とても面白かったです。



それから、門限ぎりぎりの時間に宿坊到着。
そして、1時間程かけて写経をする。
心を落ち着かせたところで、就寝。
このとき、既に日焼けがとんでもない状態に。
日焼け止めを塗っても、汗ですぐに落ちる。
それすら、どうでもいいくらいに暑い。
京都の夏を甘く見ていたようです。