8月19日:実ト四角
祇園を離れ、この日は遊廓跡を巡ります。
前もって言います、建物の写真ばかりです。
まずは、五条楽園跡。
降りるバス停を間違えて炎天下歩いていると、そそられる長屋を発見。
どこを歩いていても、発見ばかり。
なんとか、辿り着いた先には。
立派なお茶屋建築とかカフェー街建築がたくさん残っていました。
それでも、近年かなり取り壊されてしまったそうです。
立派な入口。
何故か格子に惹かれます。
川沿いもタイムスリップしたような雰囲気。
空が、青い。
ここの銭湯、入ってみたかったです。
蜘蛛の巣。
洒落た硝子の配置。
ここは、旅館になっているみたい。
泊まってみたい。
そして、ここは絶対見たかったというカフェー街建築。
五条楽園の歌舞練場すぐ近くにありました。
見事なタイル張りの壁。
そして、この窓。
ぞくぞくします。
夢中で写真を撮っていると、中からおばさんが出て来ました。
写真撮影の事後了承を得て、少しお話をさせてもらいました。
やはり、この建物を見に来る人は多いそうです。
本当は建直したいところだけれど、このまま残して欲しいという意見がとても多く、その状態を残しているのだとか。
場所は移って、今度は定番の島原。
バス停から島原大門に向かう途中、ガソリン切れで意識が朦朧としてきたところにオアシスが。
ガソリン補給。
京都では、こういった酒屋さんに何度も助けられました。
店番をしていたおばぁちゃんも、凄く感じが良くてほっこり。
島原大門を抜け、有名な「輪違屋」。
この紋章、格好良すぎる。
これは、興奮せざるを得ない。
それから、「角屋」に。
資料館は残念ながら休館でした。
外観だけでも。
そして、ここも行ってみたかった「きんせ旅館」。
老舗旅館の一部を改装したカフェバー。
外装は勿論ですが、内装も素晴らしい。
客が私一人だったので、許可を得て店内を撮らせてもらえました。
照明も素敵。
これは、落ち着ける。
家具もレトロで良い感じです。
入口もタイルが綺麗。
何とも贅沢な空間。
さすがに、夏の京都を歩くのは疲れる。
カメラ3台も持ち歩いているし。
早々と、お世話になる宿坊に急ぎます。
この日は、初めて利用させて頂きました西陣にある「妙蓮寺」の宿坊。
テレビのない夜も二日目。
別に不便ではない。
そもそも、東京にいてもそんなにテレビを見ていなかったんだっけか。
長かった京都の旅、残すところあと一日。