誰もが憧れた

死ぬまでに見たい1枚の作品。
どれだけありますか。



私は、芸術に敏感な方ではありません。
それでも、今まで生きて来た中で、数点そんな作品がありました。
きっと、知らないだけだと思う。
でも、知ってしまった。
だから、この目で見たい。



その一つが、ロバート・キャパが撮った写真。
恋人のゲルタ・タローの寝姿を撮った写真です。
戦場で、現実を切り取っていたゲルタ・タロー。
凛々しくて美しい彼女の無防備な姿を撮ったこの1枚。
数年前、キャパの写真展の略歴パネルのほんの小さい一コマで見た。
私は、それだけで興奮しました。
命の危険を冒してまでも撮った写真よりも、素敵だと。



それ以来、ずっと見たいと願っていた1枚。
早くも、出逢うことができました。
101年目nロバート・キャパ〜誰もがボブに憧れた〜


この写真展は、戦場カメラマンのキャパではなく、彼の人間性に焦点を当てています。
彼のファインダーを通して見えるセカイ。
ぞくぞくした。



そして、念願叶って対峙した写真。
言葉が出ない。
私は、たくさんのスナップ写真を撮っているけれど、史上最高の1枚は、愛する人を撮った写真なのではないかと思います。