少しはみ出た

今年は、仕事関係の日記は殆ど書いていませんでした。
便りがないのは、順調な証拠ということで。
ただ、年末なので書いてみようと思います。



10月に、1人退職しました。
これで、私が入社したときと同じ3人体制になりました。
社員の少ないこの会社にとっては、1人辞めると仕事量が一気に増えます。
例えば、「全社員400人の会社があったとして、一気に100人辞めてしまった」そう説明すれば事の重大さが伝わりやすいかと。
11月以降は、かなり負担が大きくなっていました。
丁度、多忙期の年末と重なり、大変なことに。
辞めた人が残していった面倒な仕事は、必然的に下っ端に回ってくるようになってしまいました。
新しい人を雇おうにも、教えている時間すらないギリギリの状態でした。



すっかり週休1日が定着、朝の7時半に出社、夜は9時頃まで勤務。
この世界には、休日出勤手当や残業代という言葉は辞書に掲載されておりません。
12月は更に忙しさが増し、「これは仕事ではなくて、誰が一番に倒れるかという勝負なのでは」と思う程に働いてました。
途中、あまりの忙しさに笑いが止まらず発狂したりして、何とも愉しい職場でした。
このご時勢、仕事がある方が幸せなのかもしれませんが。
案の定、仕事納め予定だった26日に納められず、27日まで残務をこなしましたが、冬休みを迎えることが出来ましたので良しとします。



26日、一応今年最後ということで、お昼をご馳走になりました。
そこで印象に残った話。
次に雇い入れる人は、どんな人が良いかという話題になりました。
「O型かB型の人」「掃除が好きな人」「40代の主婦」などなど、色々な意見が出ました。
各々、好き放題リクエストをしていましたが、意見が一致したのは「時間に几帳面であること」。



経営者曰く「時間にルーズな人は信用出来ない。平気で遅刻する人はね、待たせている相手の時間を奪っているんだよ。他人の時間を奪うなんてことは絶対してはいけないことなの。時間って絶対戻ってこないんだから。相手に対して、そんなに失礼なことはないよ。」
なるほど、と納得しました。
私は、時間に几帳面な方だとは思いますが、そこまで考えたことはありませんでした。
こう言われると、遅刻は犯罪ですね。
携帯があれば、「ごめん、ちょっと遅れる」のメール一つが免罪符になってしまうのが異常なだけ。
自分の時間だけではなく、他人の時間も大切にすることも大切なんだと感じました。